2009年10月31日
眞露チャミスル fresh 19.5度:講座 3

見たことのない方は、【眞露】焼酎に「カエル」の絵が描かれていることご存じでしたか?
左記の「眞露チャミスル fresh 19.5度」360ml 326円、左下の赤丸の部分に「カエル」が描かれております。「カエル」は、【眞露】さんのトレードマーク。
<トレードマークの理由>
・韓国では、「カエル」は縁起の良い象徴。日本なら、「鶴」「亀」「桜」とでも言ったとこでしょうか?
・韓国では、「カエル」は “水の綺麗なところに住むもの” だそうです。、、、水が綺麗なところで、美味しいお酒が造れるなど、我が国の「日本酒」&「本格焼酎」の造り手(蔵元)と同じ見解ですね。
で、左下の赤丸(眞露チャミスル fresh 19.5度)ですが、目安として飲み頃温度(10度以下にボトルが冷やされると)になると、青色の「カエル」に変身して浮かび上がります。そんな、【眞露】さんの心憎い演出を講座で取り入れてみました。
講座スタート直後に、左記のボトルを受講生さん達へ見て頂きました。この後、外気温は20度前後でしたからシャンパンを冷やすようなクラッシュアイス(ワインクーラー)を使用することで急激に冷やしました。すると、「カエル」が青色に浮かび上がり、受講生さん達から拍手喝采が、、、。
ここで、ゲストに来て頂いた「眞露」さんの営業マンが、「眞露チャミスル fresh 19.5度」専用酒器(ショットグラスのようなもの)を受講生の方々へプレゼント。
とかく「眞露チャミスル fresh 19.5度」は、“甘すぎる” “まったりし過ぎている”などと聞くことがありますが、本国(韓国)スタイルで飲酒しますと「韓国文化」としての歴史を感じました。
「酒文化」を語る時、こんなこと(歴史背景)を脳裏に浮かべるのは私だけでしょうか!?
「世界の歴史を見ても、古い文化は必ずうるわしい酒を持つ、すぐれた文化のみが、人間の感性を洗練し、美化し、豊富にすることができるからである。それゆえ、すぐれた酒を持つ国民は、進んだ文化の持ち主であるといっていい。」 (故 坂口謹一郎 著:「日本の酒」の冒頭 引用)
~ つづく ~
2009年10月30日
眞露(蒸留酒):講座 2

世界のお酒を、製造で分類すると3タイプ(マクロ的)、、、「醸造酒」、「蒸留酒」、「混成酒」です。
日本国内では、酒税法の関係で10品目以上に分類されています(ミクロ的)。酒税法の分類が、良いか?悪いか?は別に酒税法の抜け道で造られたお酒が「第3のビール」「第4のビール」と言われるタイプです。
上記表は、以下の資料をもとに作成されました。
※ 韓国内実績は 2006年度の輸出を除く出荷実績(出所:大韓酒類工業協会)
※ 日本の焼酎実績は 2005年度(4~3月)出荷数量(出所:国税庁HP)
※ 「蒸留酒No.1」記事(出所:Drinks International 誌 2006年版)
★一番上のところが、韓国内で生産されている「眞露」さんです。(韓国内の焼酎市場50%以上のシェア、蒸留酒の単一銘柄では世界 No.1の生産量です。
★一番下のところが、日本国内での本格焼酎(乙類)の販売(メーカー出荷)数量です。
私は、この数字をみたときビックリしました。なぜなら、日本国内全体での「本焼焼酎」販売(メーカー出荷)数量より「眞露」さん1社による数量の方が大きかったからです。
これなら、「本格焼酎」を世界的に見たとき「蒸留酒」になりますから、「眞露」さんを知らずに「本格焼酎」を語れないとワールドワイドに感じました。
~ つづく ~
2009年10月29日
「Premium JINRO 乙」:眞露 乙 の講座 1



テーマは本格焼酎ですが、サブタイトルでは“サッポロビール” “眞露ジャパン” “宝酒造”さんたちへスポットを当てて、本格焼酎の魅力をお伝えするカリキュラムを組んでいます。
※SBS学苑イーラde沼津校 http://www.sbsgakuen.com/gak0130.asp?gakuno=4&kikanno=128488
当然、企画書をSBS学苑さんへ提出するにあたりスポットを当てた各メーカーさんへは資料提供を依頼しています。講座ですから、一般には公表されにくい情報をカリキュラムへ組み込む為です。
昨夜(10/28)、無事に2回目の「本格焼酎を楽しむ講座」を“眞露”さん自らゲストとしてお力をお借りして終えることができました。
※講座風景 http://www.sake.ecnet.jp/sbs/sbs2009-9-30.htm
で、本日(10/29)当店へ2人の営業マンが来店してくださいました。午前:昨夜サポートをしてくれた【眞露】さん、午後:先月サポートしてくれた【サッポロビール】さんです。私は、内心、来店がかち合わなくて良かったと、、、(^_^;)。
普通の講師の方なら、【本格焼酎】ですから九州地区のメーカー(造り手)へスポットを当てると思いますが、私はあえてワールドワイドに本格焼酎をレクチャーする為に、大手メーカーへスポットを当てました。
その為、営業マン達が不思議に思い気になって来店してくださったと、、、。私が、どんな講座を昨日(10/28)開催したのか?お伝えしますね、、、【眞露】で本格焼酎をレクチャーすることは、私にとっても勉強になりましたから。
~ つづく ~
2009年10月28日
「喜平 金賞受賞酒 大吟醸」 :お酒の「展示会」 8(完)

会場を後にする際、目にとまったディスプレーです。いい感じですね~。
でも、平喜さんの“平喜酒造(喜平)”がどこにあるのか?、思わず探してしまいました。
ここが、主催者:(株)平喜さんの気配りかと、、、!?。
もちろん、私は平喜酒造さんのお酒も注文しました。「喜平 大吟醸 金賞受賞酒」720ml 木箱入り 3680円です。ちょうど、春先に比べてまろやかになっていました(粘性が出てきていました)。
例えば、皆さんが高校生(男子)として、好きな女の子がいたとします。
直接、好きな女の子にメルアドは聞けない。でも、好きな女の子の親友(女友達)とは仲がいいから、その子から本命のメルアドをゲット、、、。で、上手くいったとします。この時、仲人役に入った女の子はどう思うでしょうか?この、仲人役(メルアドを教えてくれた)に対しても男として誠意を、、、。
<まとめ>
「展示会」などに行くときは、事前に目的意識を持って望むといいと思います。
たくさんのお酒があると、きき酒(試飲)している内に迷いが出てきてしまう為。目的意識を持って望むと、きき酒する際に自分の物差し(基準)でお酒をみることができます。
少しは、皆さんのお役に立ちましたか?
8回にわたり、ご購読ありがとうございました。
~ 完 ~
2009年10月27日
「遊興盃」 : お酒の「展示会」 7

菊水酒造(新潟県)のブースで、こんな物を見つけました。
「遊興盃」と「うぐいす徳利」です。私は、「遊興盃」を手にとって見たのは初めてでした。
「遊興盃」とは、菊水オリジナル酒器。菊水日本酒文化研究所に所属されている酒器を元に再現されました。ミニ升とサイコロのセットで、升の容量は大きいものより約50ml、30ml、10mlです。昨年(2008)、消費者プレゼントに使われたものです(非売品)。http://www.kikusui-sake.com/home/__campaign/35th/index.html
手にとって見ていると、次第に欲しくなってしまいました。
菊水酒造さんのブースの方へ、ダメ元で「遊興盃(酒器)」の交渉を、、、。私の誠意が伝わったようで売ってもらえることに。価格は、送料込みで1セット 3,780円。私は、2セット注文することに。
菊水酒造さんには、「変わった方も、いるもんだな~」と思われてしまったかな!(^_^;)
~ つづく ~
2009年10月26日
ソラリス(マンズワイン):お酒の「展示会」 6

「展示会」会場では、午後2:00~「ソラリス」の醸造責任者 島崎様のお話を聞くこともできました。
「ソラリス」とは、マンズワインさんが醸造している日本ワインであり、国内外で高い評価を受けている国産プレミアムワイン。「ソラリス」の品質管理や栽培方法を聞いたあと、テイスティングが無料でできました。
・ソラリス信州シャルドネ樽仕込み2005 750ml 5,250円
・ソラリス信州千曲川産メルロー2005 750ml 5,250円
テイスティングの感想ですが、味わいもさることながら、テイスティングの飲用温度もバッチリで驚きました。
私の持参した温度計で測ったところ、シャルドネは 14.8度、メルローは 20.2度でした。こんなところにも、造り手の心意気を感じました。
~ つづく ~
2009年10月24日
お酒の「展示会」 主催 (株)平喜 5

各ブースを回りながら、時々、会場全体へ目配りもしていました。
どこのブースに、大勢の方々が集まっているか市場調査をする為に、、、。
おもしろいことに、県内蔵元より県外蔵元ブースに人が集まっているように見えました。
なんでだろ~?静岡県内の酒質は、全国でもトップクラスなのに、、、

私は、こんな感じで分析しました。
例えば、毎朝食べている「ご飯と味噌汁」に飽きてしまい、たまには「パンとスクランブルエッグ」が食べたくなったのかな?
~ つづく ~
2009年10月23日
お酒の「展示会」 主催 (株)平喜 4

出店したいた各ブースは、↑こんな感じです。
さて、ここで、1本だけ試飲するお酒をどれにするかが問題です。高価なお酒(大吟醸)ばかり試飲しても、蔵元の特徴はわかりづらいですし、、、。
例えば、地酒をいろいろ取り揃えてある居酒屋さんへ入ったとします。メニューを見ると、10種類以上の地酒があり迷ってしまった時、お店の方へ「お薦めの地酒はなんですか?」と、、、。
私の場合、お店の方へ「こちらで、一番人気がある地酒はなんですか?」と聞いています。なぜなら、一番人気のあるお酒(売れている)は、そのお店がわかるからです。
こんな感じで、メモをとりながら各ブースを回りました。
~ つづく ~
2009年10月22日
お酒の「展示会」 主催 (株)平喜 3

「試飲&商談」会場に入って、一番先に目に入って来た風景です。
秋を、イメージした日本酒風景......主催者「平喜」さんの“心意気”ですね。
言い換えれば、これが「展示会」の趣旨かと感じました。
例えば、飲食店さんに入って一番最初に目に入る風景です。
ここは、大事なところですよね~。恋愛に例えるなら、第一印象といったところでしょう!
~ つづく ~
2009年10月21日
静岡発!酒と肴!

【e しずおか】ブログが、「きき酒師」「焼酎アドバイザー」認定団体へ評価して頂けたようです。
この度、こんなお仕事をいただきました↓。頑張って静岡県の「酒と肴」情報を記載して行きたいものです。
http://www.sakejapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=234:2009-10-06-05-42-57&catid=122:2009-10-16-02-36-59
2009年10月20日
お酒の「展示会」 主催 (株)平喜 2

受付を済ませると、上記の「展示品リスト」「会場内地図」「きき酒グラス」をもらいました。
私の目的は、、「静岡県内におけるお酒の市場調査」ですから全てのブースを回ることに(87箇所:日本酒 36・焼酎&リキュール 23・ワイン 7・調味料 11・食品 8・その他 2)、、、。
私の持ち時間は、180分ですから1ブース2分で回ることに。しかしながら、1ブースには4~5種類はありますから各ブースの顔(売れ筋)だけをチェックすることにしました。
「1ブース 2分で、わかるの?」と思われるかもしれませんが、、、、。2分となると、各ブースから出ている“空気”が重要なファクターに。
例えば、みなさんが旅行先で、どの飲食店さんへ入るか決める時のようなものです。鼻をきかせるわけですね。
~ つづく ~
2009年10月19日
お酒の「展示会」 主催 (株)平喜 1

(株)平喜 銘酒探訪 蔵の会 「展示会」 が、静岡グランシップで開催されました。
参加対象は、百貨店様・スーパー様・量販店様・料飲店様とお酒を取り扱う業界関係者です。酒類関係者と言っても、販売先(エンドユーザー)が誰かで、「展示会」へ参加する目的は変わってきます。
例えば、百貨店様:一般消費者を対象に、、、やはり「進物」も念頭におくでしょう。
スーパー様:一般消費者を対象に、、、日販品の延長にお酒を考えるでしょう。
量販店様:一般消費者と飲食店を対象に、、、スーパー様の動向を考慮するでしょう。
料飲店様:自店のお料理との相性を重視するでしょう。
幸いにも私の目的は、「静岡県内におけるお酒の市場調査」でしたからいろいろな発見がありました。みなさんにも、なにか参考になることがあるかもしれませんのでお伝えしていきますね。
~ つづく ~
2009年10月17日
ゆずれもんソーダ

サントリーさんから、「なっちゃん ゆずれもんソーダ」(500ml・1.5Lペット)という飲料水が10月27日(火)に新発売されます。
「ゆず」と「レモン」+「微炭酸」の調和。この味わいは、なんとなく想像できます。甘酸っぱい、初恋の想い出かな?
2009年10月16日
オフの贅沢

サッポロビールさんから 「オフの贅沢」 という新ジャンルのリキュール(発泡性)が、10月21日(水)新登場。
私は、このチラシを見たとき「ビール」かと!?
で、原材料表示をみて「リキュール(混成酒)」とわかりました。
世の中、いろいろなお酒がでるものですね~

2009年10月15日
2009年10月14日
青酎(池の沢):青ヶ島
昨日、品切れしていた東京都青ヶ島村の本格焼酎【青酎】が再入荷。
先日(10/11)pm7:00~のテレビでも、青ヶ島の【青酎】が紹介されていました。
青ヶ島では、【青酎】という名(ラベル)で8人ほどの芋農家さんが自ら焼酎を作っています。その為、【青酎】といっても造る方により味わいが違います。こんなところも、人気の秘密なのかもしれませんね!?
当店で販売している【青酎】は、「池の沢」です。個性的な味わいの芋(麦)焼酎です。
・芋(麦)焼酎 【青酎 池の沢】 青ヶ島酒造 700ml
・アルコール度数 35%
・容量 700ml
・原料 さつま芋、麦、麦麹
2009年10月13日
日本酒の4タイプ分類:まとめ (8)
20分ほどで、お酒4種類×肴4種類=合計16パターンの組み合わせを受講者の方々にやってもらい、その結果を黒板へまとめてみました。
ほぼ、「日本酒造組合中央会」で発表している「香りと味の特徴による日本酒のタイプ分類表と相性のよい料理」の結果になりました。※分類表 http://sake3.eshizuoka.jp/e447784.html
(まとめ)
・香りの高いタイプ(薫酒) : 華やかな香りをもつため、お料理を選ぶ傾向がある。
・爽快でなめらかなタイプ(爽酒) : 洋食との相性がよい、和食全般とも相性がよい。
・こくのあるタイプ(醇酒) : 和食との相性範囲が広い。洋食、中華では味にコクのあるお料理と合わせたい。
・熟成タイプ(熟酒) : 中華との相性が特によい。肉類を使ったお料理、濃厚な味わいによる和食、洋食とも相性がよい。
お酒を単体で楽しむのもいいですが、ちょっとした食べ合わせでお酒もより美味しく飲酒できることがわかっていただけましたか。
受講者の中には、「明日から、晩酌の時に夕飯のおかずで挑戦してみますね~」、、、と。
みなさんも、今夜あたりご家庭(夕飯のおかず)で挑戦してはどうですか!?
~ 完 ~
2009年10月12日
一番しぼり とれたてホップ 2009

岩手県遠野産ホップ使用の、【一番しぼり とれたてホップ 生ビール】が10/28に発売されます。
【とれたてホップ】と記載されていますから、新酒(ヌーヴォ)といってもいいのか?
麦が、どこでいつ収穫されたものが使用されているのかな~?
今月末(10/31)、「国産ヌーヴォ(新酒)を楽しむ講座」を企画していましたので、少々疑問に、、、、。
※「国産ヌーヴォ(新酒)を楽しむ講座」の詳細:http://www.sake.ecnet.jp/sbs/sbs2009-10-31.htm
※静岡新聞(10/10)夕刊P5 SBS学苑 講座案内で紹介されています
2009年10月10日
長期熟成酒(熟酒):日本酒の4タイプ分類(7)
⑤のお酒は、水芭蕉 純米大吟醸生酒(冷蔵8年熟成)。典型的な、熟成タイプ(熟酒)です。
このお酒には、肴「合鴨のロースト:黒胡椒添え」を、、、。
熟成タイプ(熟酒)について
ドライフルーツやスパイスなどの複雑性のある練れた熟成香を持ち、とろりとした甘味や深い酸味、ボリューム感のある旨味が合わさった力強い味わいが特徴です。
★適した飲用温度:15~25℃、または35℃前後
☆イメージ:冬&特別な日、落ち葉、ドライフラワー、甘露煮(または佃煮)、ブラック胡椒やブルーチーズなどを使ったスパイシーなもの
~ つづく ~