2009年10月01日
ティスティング(きき酒) 実践 7
4)小さな盃程度の量(数ml)のお酒を口に含みます。
口の中でお酒を広げると体温で温まり、口の中が香りでいっぱいになります。その香りを鼻から息を吐き出しながらかぎ取ります。
この時、息を吸い込みながら口中のお酒を混ぜ合わせ、香りを強く出すこともあり、この時に感じる香りを「含み香」(「口中香」「引込み香」)と言います。お酒の香りの全てが、この方法で分かります。
5)味を見るため口の中のお酒を舌の前後・左右に広げます。
甘い・辛い・酸っぱい・苦い・渋い等お酒の五味の強弱、バランスをチェックします。
6)お酒を飲み込み、「のどごし」の良し悪しをチェックします※。
しばらくすると「後味」即ち、苦み、渋みが残らないか?、いつまでも甘みを感じな いでスッキリしているか?等が分かります。
※但し、専門家(ソムリエ・きき酒師、焼酎アドバイザーなど)は6)で飲み込まず吐器(はき)に捨てます。きき酒サンプルの多い場合、飲み込むと酔っぱらってしまい、正確な判断ができなくなってしまうからです。
7)評点や感想など、記録をつけましょう(書くことで覚えますから)。
☆きき酒をする時の「注意事項」
・きき酒をする前の食事は、甘いもの、香りの高いもの、刺激の強いものなどは避けること。
~ 完 ~