2009年06月03日

きき酒 「酒匠」 2


きき酒をするときには、五感をフル活動させます。右側の方は、包丁で果物を切っております。
その果物を左側のポリコップの中に入れて、香りを嗅げるよう準備、、、。

そうです、まず、嗅覚の訓練です。果物は、ビワ、サクランボ、赤りんご、紅玉りんご、キュウイ、
フランボワーズ、パイナップル、バナナ、レモン、ライム、青ゆず、かぼす、すだち、グレープフルーツ、
オレンジ、など22酒類。

香りを嗅いでメモをとり、皆さんの前で1人づつ発表します。
なんの果物か当てるのではなく、その果物の名前を使わないでコメントするわけです。
例えば「ビワ」:香りのトーンは控えめですが、優しい、まろやかな果実の香りがほのかに感じます、、、など。

「かぼす」と「すだち」は、発見がありました。「貴方は、かぼす派?すだち派?」など、言われる方がいますよね。
香りだけ確認すると、
「かぼす」:甘く、やわらかく爽やかな感じ。
「すだち」:若々しい酸(若草のような)が、フレッシュに感じました。

こんな感じで、嗅覚を鍛えます。

※「酒匠」とは、「きき酒師」「焼酎アドバイザー」及びFBO公認資格の上位資格です。日本酒、焼酎の「専門きき酒師」とも言える存在のプロテイスター。卓越たるテイスティング能力を備えた「酒匠」は、仕入れから販売を担当し、それぞれの香味の良し悪しを判定する方や、日本酒、焼酎の香味を分析し、商材としての価値を見極めなければならない方などに必要な資格と言われております。

  


Posted by 呑美喰い at 20:00Comments(0)お酒