2009年08月07日
泡盛 「島唄」「まさひろ」 (4)

(株)比嘉酒造さんの中でも、しっかりとした(味わい深い)泡盛です。
「島唄黒 30度」は、モンドセレクション:最高金賞受賞(2008.2009年)を獲得した“黒麹”の風味が全面にでております。香ばしいナッツや黒胡椒のような、、、。
私の選んだ肴は、「冬眠キムチ(大阪鶴橋)」でした。パンチのある味わいですから、ピリ辛のものを用意。「冬眠キムチ」は、大阪鶴橋より取り寄せました。このキムチ、ただ辛いだけでなく甘くも感じます。この甘さが、「黒島唄 30度」にはよくあったようです。
<豆知識>
(株)比嘉酒造さんの「島唄」ブランドには、「島唄 25度」と「黒島唄 30度」があります。これは、アルコール度数の違いによるもので、
“白麹”と“黒麹”の違いではありません。泡盛の製法上、“黒麹”だけを使うと決められています。
「島唄 25度 または 30度」と度数だけの違いだと、間違いやすい(まぎらわしい)かと心配した蔵元さんが、30度の方は瓶が黒いので“黒島唄”とあえて“黒”をつけたそうです。
つづく
2009年08月06日
泡盛 「島唄」「まさひろ」 (3)

(株)比嘉酒造さんの中でも、珍しい減圧蒸留の泡盛です。
「花島唄」は、フルーティーな香りがする泡盛です。「花酵母」特有の香りを残すために減圧蒸留、かすかに残る余韻には泡盛らしい味わいが、、、。
受講生さん達からは(とくに女性の方々)、
「日本酒みたくておいしい~!」
「瓶とラベルがお洒落で、中身と一致しておりお友達にも紹介してあげたい!」
など人気がありました。
私の選んだ肴は、「島らっきょう(塩味)」でした。
ソフトな「肴」を選んだつもりでしたが、思ったより塩味が強く、、、、失敗だったかも? (>_<)。
白身のお刺身の方が、より良いと思います!しそを刻んだ「冷ややっこ」もいいかな~!
つづく
2009年08月05日
泡盛 「島唄」「まさひろ」 (2)

(株)比嘉酒造さんの銘柄は、2つあります。
「まさひろ」は、しっかりとした味わいの泡盛で沖縄県内と沖縄県外で発売されています(全国区)。
「島唄」は、ソフトな味わいの泡盛で沖縄県外で発売(沖縄県では買えません)。
私の選んだ肴は、「ゴーヤの華(スナック菓子)」でした。どちらも、それぞれの銘柄の中ではおとなしいタイプでしたので、あえて手軽に食べ合わせて欲しいと思いスナック菓子をセレクト。
もう少し、ピンポイントにやるなら、「島唄 25度」にはポテトチップスの塩味。
「まさひろ 30度」にはポテトチップスのコンソメ味といったところでしょう!
つづく
※沖縄の泡盛を造っている蔵元さんには、「株式会社 比嘉酒造」さんと「有限会社 比嘉酒造」さんがあります。
2009年08月04日
泡盛 「島唄」「まさひろ」 (1)
暑中お見舞い申し上げます。やっと、梅雨が明け“夏”が来ましたね。
“夏”といえば、沖縄をイメージするのは私だけでしょうか!?
また、俳句の世界では、意外なことに夏の季語が「焼酎」です。詳しいことはさておき、夏+沖縄=泡盛についてお話することに、、、。
上記の泡盛(焼酎)↑ は、先日(7/29)私が担当する「焼酎講座」で使ったものです。
教材の泡盛は、「島唄」「まさひろ」の(株)比嘉酒造さんを使いました:http://www.masahiro.co.jp/
①島唄 25度 1.8Lパック
②まさひろ 600ml 30度
③花島唄 720ml 25度
④黒島唄 720ml 30度
⑤古酒 島唄 720ml 35度
⑥まさひろ 720ml ゴールド 43度
⑦(株)比嘉酒造さんからの贈り物
⑧まさひろ 梅酒
きき酒する種類が多かったので、食べ合わせは私がピンポイントに決めて受講生さん達に確認してもらいました。
どうぞ、夏バテしないよう皆さんも「泡盛」で乗り切って下さいね。
つづく
“夏”といえば、沖縄をイメージするのは私だけでしょうか!?
また、俳句の世界では、意外なことに夏の季語が「焼酎」です。詳しいことはさておき、夏+沖縄=泡盛についてお話することに、、、。

上記の泡盛(焼酎)↑ は、先日(7/29)私が担当する「焼酎講座」で使ったものです。
教材の泡盛は、「島唄」「まさひろ」の(株)比嘉酒造さんを使いました:http://www.masahiro.co.jp/
①島唄 25度 1.8Lパック
②まさひろ 600ml 30度
③花島唄 720ml 25度
④黒島唄 720ml 30度
⑤古酒 島唄 720ml 35度
⑥まさひろ 720ml ゴールド 43度
⑦(株)比嘉酒造さんからの贈り物
⑧まさひろ 梅酒
きき酒する種類が多かったので、食べ合わせは私がピンポイントに決めて受講生さん達に確認してもらいました。
どうぞ、夏バテしないよう皆さんも「泡盛」で乗り切って下さいね。

つづく
2009年08月03日
「白隠正宗」 隠し酒 (7)

造り手:高嶋社長さんが選んだ代打(番外品)です。
「白隠正宗」さんの中でも、低価格のお酒です(価格はお手頃でも、手は抜いていません)。
<肴から導く酒質 ⑥>
飯米で仕込んだ 2年熟成+仕込み水+お燗機(お燗チロリ)
<チョイスした理由>
高嶋社長さんからのプレゼント。「受講生の目の前で、加水してお燗してみましょう!」という、粋な演出を、、、。
<私からのワンポイント アドバイス>
お燗すると味わいのボリュームが膨らむので、加水するとボリューム感を押さえることができます。また、お燗するとタイムリーに酔いが回りますから、飲み過ぎなくてしみます。
昔の人は、「親父の小言と冷酒はあとから効く」とは上手いことを言うもんですね。今日では、医学的に立証されていますから

<お燗チロリについて>
お燗機(お燗チロリ)は、高嶋社長さんが自ら持参してくださいました。「錫のチロリ」は熱伝導率が非常によく、湯煎でもすばやくお燗をすることができます(一合で約1~2分)。電子レンジでのお燗は温度にむらが発生しますが、湯煎(お燗チロリ=かんすけ)のお燗は、錫がイオン効果が高いので酒質も柔らかくなります。※チロリ製造元:(株)サンシン http://sanshin.in.coocan.jp/0305_PRO_KOD.html
~ 完 ~
2009年08月01日
【白隠正宗】 少汲水純米酒 (6)

造り手:高嶋社長さんが選んだ5番バッターです。
「白隠正宗」さんの中でも、個性的な造りです(意外性?くせ者?といった強打者かな)。
<肴から導く酒質 ⑤>
カツオの塩辛 × 白隠正宗 少汲水純米酒 1.8L 2,310円
★少汲水純米酒 (しょうくみみず) とは?
仕込みに用いる米に対する水の量の割合で、標準的な日本酒の場合は130~140%です。この少汲水純米酒は約100%と低く、水を少なくして仕込むことで、味の濃い昔ながらのお酒の味わいを復元したお酒です。
<チョイスした理由>
高嶋社長さんから、「いい機会なので、日本古来の造りのお酒も堪能して欲しいです!ただ、個性的な味わいですから「肴」も日本古来のもので行きましょう!“カツオの塩辛”を、ほんの少しお召し上がりながら、、、。お燗も、飲用してもらいましょう~」と。
<私からのワンポイント アドバイス>
日本古来のもの同士、「醸造」と「発酵食品」はよく合います。言い換えれば、「ワイン」と「チーズ」の相性が良いのと同じことかと、、、。知ってましたか~!? 「シャンパン」と「お付け物」も良い関係なんですよ!
<裏の話>
ここで使った「カツオの塩辛」は、現代人にとっては少々塩分が強く感じると思います。きっと、冷蔵庫がなかった昔は塩分が保存料だったんでしょうね。
※ 田子丸の「鰹塩辛1年物」 http://www.tagomaru.com/
木樽にて塩だけで毎日攪拌し必ず夏の暑さで自然発酵させ熟成させた、昔より伝承されている製法を守っている昔ながらのショッパイ味の塩辛です(辛口)。
つづく