2009年08月01日
【白隠正宗】 少汲水純米酒 (6)

造り手:高嶋社長さんが選んだ5番バッターです。
「白隠正宗」さんの中でも、個性的な造りです(意外性?くせ者?といった強打者かな)。
<肴から導く酒質 ⑤>
カツオの塩辛 × 白隠正宗 少汲水純米酒 1.8L 2,310円
★少汲水純米酒 (しょうくみみず) とは?
仕込みに用いる米に対する水の量の割合で、標準的な日本酒の場合は130~140%です。この少汲水純米酒は約100%と低く、水を少なくして仕込むことで、味の濃い昔ながらのお酒の味わいを復元したお酒です。
<チョイスした理由>
高嶋社長さんから、「いい機会なので、日本古来の造りのお酒も堪能して欲しいです!ただ、個性的な味わいですから「肴」も日本古来のもので行きましょう!“カツオの塩辛”を、ほんの少しお召し上がりながら、、、。お燗も、飲用してもらいましょう~」と。
<私からのワンポイント アドバイス>
日本古来のもの同士、「醸造」と「発酵食品」はよく合います。言い換えれば、「ワイン」と「チーズ」の相性が良いのと同じことかと、、、。知ってましたか~!? 「シャンパン」と「お付け物」も良い関係なんですよ!
<裏の話>
ここで使った「カツオの塩辛」は、現代人にとっては少々塩分が強く感じると思います。きっと、冷蔵庫がなかった昔は塩分が保存料だったんでしょうね。
※ 田子丸の「鰹塩辛1年物」 http://www.tagomaru.com/
木樽にて塩だけで毎日攪拌し必ず夏の暑さで自然発酵させ熟成させた、昔より伝承されている製法を守っている昔ながらのショッパイ味の塩辛です(辛口)。
つづく