2009年07月20日
甘酒の季語「夏」

昨日は、「鰻の蒲焼き」をお召し上がりになってスタミナがつきましたか?実は、「甘酒」も夏バテ防止にいいんですよ!「甘酒」=「総合ビタミンドリンク」=「飲む点滴」などと言われています。せっかくですから、今週は少し「酒粕」についてお話しますね。

夏に「甘酒」?、、、「冬」の飲み物じゃないの?と、感じる方も!?
歴史をひもときますと、江戸時代に、一番死亡率が高かったのは夏だったそうです。江戸時代の人々は死亡率の高い夏に、甘酒を夏ハテ防止の栄養ドリンク剤、つまり「健康飲料」「滋養食品」として飲んでいたのです。夏になると、たくさんの甘酒屋が街に出て甘酒を売っている絵があります。それを物語るものとして、俳句の季語を調べると、甘酒は今でも『夏』の季語になっており、いかに当時、甘酒が親しまれて飲んでいたかが分かります。 ※江戸時代は、年5回(新酒・間酒・寒前酒・寒酒・春酒)酒を仕込んでおりましたので酒粕が1年中手に入りやすかったようです。