2012年08月02日
酒粕の熟成(漬物用酒粕)

ここのところ、「漬物用酒粕」のお問い合せが多いので、、、アップしました。
「漬物用酒粕」は、冬にできた酒粕を踏み込んで再発酵させた「日本古来の発酵食品」です。
今の季節、夏野菜(白瓜、キュウリなど)の粕漬けに使われます。なかには、薬としてアトピー皮膚炎の為に使う方もいます。
写真:右が今年のもの。熟成すると写真:左のように茶色くなってきます。
どちらも最初は板の酒粕でしたから、酒粕の生命力を感じます。
近年、酒造りの減少で市場に出回る酒粕の量も減っています。その為、粕漬け加工業者の方々は仕入れに苦労しているようです。
当店では、直接取引のある蔵元さんが優先的に回してくれていますから助かっています。その為、蔵元さんに迷惑をかけないよう春先には発注をし、7月までには支払いを済ませるよう心がけています。
なぜ7月と言うと、夏が来る前に当店の冷蔵庫で管理するためです。基本的に「漬物用酒粕」は無添加ですから、常温で夏を越すと熟成が進みすぎベチョベチョになってしまいますから。
ですから、この時期は「漬物用酒粕」を冷蔵庫で管理しているお店で買われると良いですよ(^_^)。
★当店ではこんな感じで販売しています → http://www.sake.ecnet.jp/products/products-sakekasu9.htm