2013年08月08日
漬物用(粕漬け用)酒粕 の熟成について

当店の 「漬物用(粕漬け用)酒粕」 在庫が少なくなって来たので追加仕入れをすることに、、、。
しかし、いつも仕入れている蔵元さんはすでに完売。
そこで、今まで仕入れたことのない蔵元さんですが、在庫があると言うので ↑ 1つだけ仕入れてみました。
上記写真を見ると、かなり液体が染み出ています。ビニール袋が二重になっており、内側のビニールに液体が貯まっています。

↑ 酒粕の裏を見ると、製造年月が「H25年7月」と表示。
う~、まだ袋詰めしてから1ヶ月ほど。
でも、なんでこんなに液体が出ているんだろ~。
<液体が出ている理由>
内側のビニールの止めてあるところ(輪ゴムの部分)から、液体が出ています。
酒粕を保管する際、上積みし過ぎて下にある酒粕がその重みに耐えられなくなり、酒粕が分離して液体が出てしまったと、考えられます。

↑ さらに、よく見ると「白い物(斑点)」が出ています。
これは、酒粕が熟成する際、アミノ酸が変化し出る物です。熟成による変化ですから、品質には問題ありません。
でも、1ヶ月でこんなに「白い物」がでるかな~?
<白い物(斑点が急激に出た理由)>
おそらく、常温で管理していたので熟成が早くて、白い物が出たと考えられます。
仕入れるかどうか?悩みました。
結局、この蔵元さんから「漬物用(粕漬け用)酒粕」を仕入れることは止めました。
硬さからみて品質には問題ありませんが、ここまで液体が出ていると、もし私がお客さんだったら「ちょっと、嫌だな~」と思うからです。
品質を重視して販売している以上、当たりまえのことですかね~

※品質重視の「漬物用酒粕」通販HP http://www.sake.ecnet.jp/products/products-sakekasu9.htm