2010年10月29日
名古屋国税局の「きき酒審査」

昨日、無事に名古屋国税局:鑑定官室で「品質評価員(きき酒)」を勤めてきました。
私の担当は、「吟醸の部」決審。予審を通過した80点です。※吟醸と言っても、中身は大吟醸です。市場価格でいえば、1.8L 10,000円クラスのお酒の審査。
さすがに、決審へ進むお酒は、どれも味わいが均衡していました。そのため、私は「香味バランス」へ重点をおき評価しました。審査結果は、11/12(金)発表予定です。もちろん、審査ですから私がどの銘柄に高得点を付けたかわかりませんが発表が楽しみです。
審査後、品質評価員(15人)で意見交換会が2時間ほど...。各県の技術者を前に私の話したことは、
「いい酒(高品質)とうまい酒(市場で売れている)の違いが、よくわかりました。今日の日本酒を取り巻く環境は厳しいものがあり、日本伝統が廃れてきたこと&食生活の乱れが要因だと思います。」と切り出しました。
技術者の方々には、私の目線が飲み手側だったので「なるほど~」と頷きながら聞いていただけました。立場が違っても、日本酒を愛する気持ちは同じものだと感じました。
今後、この貴重な体験を飲み手のみなさんにお伝えして行きたいものです!
